本記事は以下を目的としております。
Google Adsenseに「有用性の低いコンテンツ」と表示される方へ。Adsense合格のために試したブログの改善一覧と重要なポイントについて紹介します。
人によっては一発で合格するGoogle Adsense。
とんログはかなり苦戦して、6回申請して合格することができました。
落ち続けた反面、受かるために色々試してきました。
今回はAdsenseに合格するために試した改善と重要なポイントを紹介します。
改善一覧
申請1回目から6回目まで、審査に落ちた後にした改善を箇条書きで紹介します。
申請1回目
- 不合格時の記事数: 6件
- 内容の薄い1記事目を非公開
- 使用していないカテゴリを3つ削除
- Adsense申請に利用したGoogleのアカウントの名前をアルファベットから漢字に変更
- Google Search Consoleにサイトマップを登録
- 記事を2件追加
申請2回目
- 不合格時の記事数: 7件
- ブログのサーバーをGoogle cloud Platformのus-west1a f1-micro(無料枠)から東京リージョンnortheast1-e2-smallに変更(その後、コストを理由に無料枠に出戻り)
- WordPressのプラグインを14個→8個に削減して、表示速度TTFBを1sec前後に(以下の記事で解説)
申請3回目
- 不合格時記事数: 7件
- WordPressのテーマCocoonのSEOタブよりタグページをnoindexに
- feedページをnoindexにするコードをCocoon子テーマのfunctions.phpに記入
- Google Search Consoleでタグページとauthorのfeedページの削除リクエストを申請
- Google Adsenseのお支払いタブの設定の名前をカタカナから本名に変更
- WordPressの設定-プライバシーでプライバシーポリシーを選択、このページを使うにチェック
- テキスト間判定でコピー100%の記事を非公開(Copy Content Detectorで確認)
- 記事を2件追加
申請4回目
- 不合格時記事数: 8件
- 非公開にしていた記事2件を再公開
申請5回目
- 不合格時記事数: 10件
- CocoonのSEOタブよりカテゴリーページをnoindexに
- プロフィールページを作成
- トップメニューにプロフィールとお問い合わせを追加
- Google Adsenseの審査コードを張る場所を変更、Cocoonの設定-アクセス解析・認証からCocoon子テーマのfunctions.phpに
- Google Search Consoleでタグページとカテゴリーページ、旧投稿URLを再度削除依頼
申請6回目
- 合格時記事数: 10件
- プロフィール、プライバシーポリシー、お問い合わせページあり
- Googleウェブ検索からの合計クリック数: 334回
- Twitterからの流入は無し
受からなかった場合は以下を改善する予定でした。
- 既存記事の装飾見直し
- 既存記事のリライト
この二つは合格したにせよ、定期的に見直していきます。
合格までかかった日数と決め手
Adsenseの初回の申請は6月28日で、8月9日に合格の通知メールが来ました。
合格までの期間はおおよそ1カ月半です。
1回の申請毎に、だいたい1週間ほどで合否の通知メールが来ます。
「有用性の低いコンテンツ」と「複数のポリシー違反」というメッセージを見るたびに落ち込みました。
しかし、数をこなせば受かるだろうと思って続けてきました。
落ち続けていた原因ははっきりとは分かりません。
申請5回目の
- カテゴリーページをnoindex
- プロフィールページを作成
- 審査コードの張る場所を変更
3つの改善が合格に結びついたのではと考えています。
逆にCopy Content Detectorのテキスト間判定でコピーの疑いを受けた記事は公開しても、合格することができました。自分の言葉で記事を作成していれば、コピー判定を受けても問題ありません。
今回紹介した中でまだ行っていない改善があったら、ぜひ試してください。
合格するためのコツ
Adsenseを合格するためのコツについてお話します。
- 他では見れない記事が書けているか
- アクセスは快適か
- Google Search Consoleで不要なページが登録されていないか
- ブログに関わる不具合はすぐに解消
以上の4つを順番に解説します。
他では読めない記事が書けているか
記事を読んでもらうためには、他の記事では読めない内容を書く必要があります。
他のサイトやブログとの差別化です。
そのためには、自分の経験を基に読者の役に立つ記事を書かねばなりません。
事実のみ羅列しても他の人でも書けるつまらない文章になってしまうので、その時にどう思ったのかや、そこから考えた読者の利益になる提案ができれば良いでしょう。
アクセスは快適か
表示速度が遅いと読者が離脱する割合が増えます。
これは、普段何気なくウェブサーフィンをしているとあまり意識しません。例えばYoutubeの動画が止まってしまって手持ち無沙汰になったり、ゲームのローディングが長くてイライラするということに置き換えるとわかりやすいと思います。
離脱する割合が増えると、広告を表示させてもクリックしてもらえる可能性が減ります。そのため、広告を載せる価値が低いと判断され、不合格になってしまうと推測します。
個人の体感なので根拠はありませんが、表示に6秒以上かかっているとAdsenseの審査に受かりません。本ブログのAdsense申請1,2回目時点では、とんログの表示に6~10秒程度かかっていました。その時は1週間後に、それぞれ不合格の通知が来ました。
そのため、表示速度はだいたい0.5~2秒程度に縮められるとベターです。
WordPressのGCP無料枠での表示速度の向上については、以前記事を書いたのでそちらを参考にしてください。
Google Search Consoleで不要なページが登録されていないか
Google Search Consoleは検索結果の表示回数やクリック回数を知ることができる優れものです。
しかし、ただSearch Consoleに登録して放置するだけだと、カテゴリーやタグなどGoogleにとって特に価値が薄いページが勝手に登録され、検索順位が落ちる原因になります。
カテゴリーやタグ、feedページがもしインデックスに登録されていたら、インデックスから削除することをお勧めします。
こちらはAdsenseの審査と直接関係があるかは、分かりかねます。
早めに対応した方が、アクセスが伸びることは間違いないです。
審査コードを正しく設置できているか
とんログは審査コードの設置する方法を変えたら、審査に通りました。
何度も審査に通らないという方は、審査コードを見直すのも一つの手です。
WordPressでテーマやプラグイン経由で設置しているのであれば、自分のブログで右クリック-ページのソースを表示などをして、タグを目視で確認してください。
タグがおかしければ、他の設置方法を試しましょう。とんログで合格時にfunctions.phpに記載していたコードを載せます。
// adsenseの審査コード
add_action( 'wp_head', 'add_meta_to_head' );
function add_meta_to_head() {
echo ''; // ''の中にadsenseの審査コードを入れる
}
functions.phpに設定する際には、自己責任でご利用ください。
まとめ
- 合格するためには、改善を続けて試したことをメモ
- 他のサイトの記事と差別化を意識する
- ブログの表示に6秒以上かかるようなら、表示速度の改善を試みる
- Search Consoleで不要なページをインデックスしないように
- 審査コードが正しく設置できているか見直す
Google Adsenseは審査基準も明確に公開されていないので、落ち続けていた時は何が悪いのか分からず、精神に堪えました。
「有用性の低いコンテンツ」のメッセージに苦しんでいる方に向けてこの記事を書きました。
Google Adsenseの審査合格の一助になれば幸いです。